第16話 街頭紙芝居師の問題意識について

問題意識とは、自分で選んだ大切な仕事や、社会に対して多くの疑問や、かくあるべしとの意識が忽然と湧き上がってくる情念のことです。

この情念をいかに素早く、夢中になっ具体化させるか、その行動エネルギーが己の天分を知る最大の武器となっております。
吉田松陰は、「かくすれば かくなることと 知りつつも やむにやまれぬ 大和魂」と歌われながら、徳川幕府に逆らい、我が命を奪われていかれましたが、これこそ損得を超えた次元で選んで決断した問題意識を天分に、そして天命へと昇華させた行動結果ではないでしょうか。
我が地球に70億近い人類が生存していますが、同じ顔形の人は誰も居ないと言われていますが、天分も一人一人異なった姿で天から授かっている役割と才能だと感じております。
天分を感じた時、損得の意識が消え、森羅万象すべてが前向きに美しくかがやき、命をもかける決断が生まれるのです。
実はこの問題意識は、プロ意識だと私は思っております。
プロとは己の限界に絶えず挑戦し続け、命をもかける情念ではないでしょうか。
これこそ、一芸を極める行為でもあります。
一芸を極めると、万芸に通ずるとも言われています。
それでは、我が街頭紙芝居師のプロとは何か。

一、街頭紙芝居画法のある絵を持つこと。(この努力は並みでは出来ない。)
一、同じ広場で同じ絵は3年間観せないこと。(多数の絵を持たなくてはならない。)
一、降雨、降雪以外は毎日、街頭上演すべし。
一、1週間に12ヶ所以上、1ヶ月50回、1年間600回以上を実演すること。
一、最低、15万以上の生活費を得る努力をすること。
一、拍子木を打ちながら、20分前後、街頭路地裏を廻りながら人々とのコミュニケーションを図ること。

以上のすべてを実行・実現させるならば、自ずと天分、天命への道につながり、街頭紙芝居道へとつながっていきます。
親子2世代、3世代へと子供達に守られ生かされ、続けられるのです。
子供を主役に大人達も街頭紙芝居に同化させつつ、森羅万象に感謝!感謝!

Comments are closed.